日本先端科学産業
の電子カルテへの取り組み
(1)ファイリングシステム
電子カルテに関しては、現在最も実用的と考えられるファイ
リングシステム(カルテ・看護記録・リハ記録等の手書き用
紙をそのまま画像・検査データ・薬剤データ等とともにファ
イリングしカルテ参照時仮想空間上の電子カルテ・電子看護
・電子介護等を現実空間で展開する)に取り組んでいます。
この方法は、医療従事者に負担なく、全ての従事者が意識せ
ず電子医療情報システムに参加できる利点があります。もち
ろん、情報改竄は不可能となり、全ての従事者の責任の所在
もはっきりしてきます。コンピュータの負担は大きいが人的
負担は軽い・現在の医療体制で全員参加できる・将来的にも
普遍的な方法論である(時代に流されない)・技術的に現在
でも容易に実現できる・患者さんに背を向けなくても良い・
診察時にコンピュータ入力の必要はない・診察時や看護時に
全てのデータが電子カルテや電子看護記録簿や介護記録簿と
して参照できる・コンピュータ障害が起きてコンピュータが
停止しても医療現場の業務に支障をきたさない(コンピュー
タ障害のために医療業務が停止しない。:レセコン機能との
分離もできる)などの特徴を持ちます。
(2)「診療支援システム2003」を使用した
直接データ入力方式(現在の電子カルテのほとんど)
「診療支援システム2003」へ、従来型(直接データ入力方式)
の電子カルテ機能を組み込むことが可能です。カルテの表紙
部分の患者情報は、患者台帳やカルテ管理データベースの情
報をクエリーにてリンクすることで利用できます。
電子カルテの細かい動きは、マクロとモジュールを使用する
ことになります。カルテの項目やフォームは、各医療機関で
異なります。最も使いやすいカルテのフォームが必要です。
診療形態を電子カルテに合わすのではなく、医師の診療形態
に電子カルテを合わす方法論が、臨床医学や医療現場を発展
させる上で重要と考えます。作られた電子カルテに合わすよ
うな方法論では、実際の医療現場では使いづらく、医師の力
量に応じたレベルの高い医療への発展は期待できないと考え
ます。
育成型ソフト「診療支援システム2003」は、医院・病院に合
わせた電子カルテが実現できます。検査データ・薬剤データ
処置情報・手術情報・患者情報等をクエリーにてリンクし組
み合わせることで自由に電子カルテが作成されますのでチャ
レンジされることを期待いたします。