冷え症
血液の循環が悪く、手足が冷えやすい状態を言い、多くの場合頭痛や肩こり、腰痛、ほてり等の症状がプラスして現れます。

女性の半数が冷え症に悩んでいると言われ、原因として自律神経の失調、性ホルモンの乱れ、精神的なストレスがあげられます。
すぐできる冷え症改善のコツ!!
外気とのバランスを保つために身体を温めるだけでなく、自律神経を正常に働かせる為の改善が必要になってきます。

食生活を見直しましょう!
ビタミンE、ビタミンB群、鉄分を含む食品を摂りましょう
ビタミンEは血行を良くし、体温を下がりにくくします。毛細血管が広がり、その上血液をサラサラにします。冷え症には効果的な栄養素の一つです。
 ナッツ類、イワシ、カボチャ、ほうれん草、たらこ等に多く含まれ、油と一緒に摂ると吸収が良くなるので、炒め物や揚げ物にすると良いでしょう。

ビタミンB群は糖質を燃やして、身体のエネルギーに変え、体熱を効果的に生み出す栄養素です。
 豚肉、レバー、イワシ、マグロ、卵、ゴマ、ほうれん草等に多く含まれ、ニンニクやニラ等を一緒に摂るとアリシンという成分が吸収を助けてくれます。

鉄分はヘモグロビンの成分。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ役割をします。細胞に運ばれた酸素はエネルギー生成をサポートして体熱が生み出されるのを助けてくれます。 
 レバー、イワシ、カキ、ほうれん草、豆腐等に多く含まれます。

身体を温めましょう!
半身浴は湯船に下半身だけつかることで、心臓から遠く血行が滞りがちな下半身を集中的に温め、全身の血液循環がよくなります。
手浴、足浴など体の一部を温めるだけでも効果があります。
こんなことにも気をつけてみましょう!

生活のリズムを整えることで、自律神経が順調に働きます。早寝早起きを心がけ、睡眠時間は7時間を目安にしましょう。

着るものに気をつけることも大事です。ナイロンの下着よりも木綿やシルクの方が保湿性が高いです。お尻全体をすっぽり包み、締め付けないものを選ぶようにしましょう。

寒いからと言って家に閉じこもらず、暖かい日には戸外で気分転換をはかりましょう。
身体を動かしましょう!
忙しくて運動なんて・・・と思っていらっしゃる方、毎日の生活の中で、歩き方を意識的に変えてみましょう。
例えば、歩くペースを速くする、次のバス停(駅)まで歩いてみる、かかとを上下するなど・・。

その他職場などで何十分かに1回くらいの間隔で、「ぐーっ」と伸びてみましょう。伸びることで自律神経が刺激されたり、気分にもメリハリがつきます。